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東京都「中小企業の賃金退職金事情」<8>

東京都の「中小企業の賃金退職金事情」によるモデル退職金はわずかだが下がっているが、実態を反映できていない

社長 最近は、金利の低下により、退職金の相場が下がってきたのでは?

北見 「退職一時金のみの場合」の定年退職金の額の推移を過去に遡って調べてみました。それが次の金額です。

高卒
 22年 10,386 千円
 20年 11,301 千円
 18年 10,487 千円
 16年 11,886 千円
 14年 12,141 千円
 12年 12,348 千円
 10年 12,913 千円

平成22年の金額は、平成10年と比べると、2,527千円減り、0.80になっています。

大卒
 22年 11,542 千円
 20年 12,250 千円
 18年 11,454 千円
 16年 13,429 千円
 14年 13,732 千円
 12年 12,773 千円
 10年 14,375 千円

平成22年の金額は、平成10年と比べると、2,833千円減り、0.80になっています。

社長 こんなものでしょうか? 実際にはもっと減っていませんか?

北見 もっと減っている、落ちていると思います。この東京都の「中小企業の賃金退職金事情」は、賃金の場合でもそうでしたが、どうも実際の変化を充分反映できていないと思います。
私に言わせれば、明らかに疑問な金額です。


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