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東京都「中小企業の賃金退職金事情」<1>

東京都は「中小企業の賃金退職金事情」という統計を出し、退職金の相場を公表している

社長 私は東京都で中小企業の経営をしています。創業80年という歴史がありますので、社員の年齢も高くなっています。そこで気になっているのは、退職金の規程です。当社の退職金の規程は、昭和50年代にできたもので、かれこれ50以上も経っています。
当社の社員は30人です。
退職金の規程の見直しは、昔から役員会の議題でしたが、社員にとり不利益な変更はしにくいという意見もあり、そのままになっています。
今日は、そもそも中小企業の退職金制度の"基本の基本"から教えて下さい。この東京都には、退職金の制度を調べた統計はあるのですか?

北見 はい、退職金に関する統計は、東京都が出しています。「中小企業賃金退職金事情」というものです。賃金は毎年、退職金は隔年で調査しています。

社長 それを手に入れるにはどうしたら良いですか?

北見 インターネットで「東京都 中小企業賃金退職金事情」と検索すれば、すぐ出てきます。

社長 どんな内容ですか?

北見 平成22年度版の東京都の「中小企業賃金退職金事情」は、次のような目次になっています。

7 退職金制度
(1) 退職金制度の有無
(2) 退職一時金の支払準備形態
(3) 退職一時金の算出方法
(4) 退職金算定基礎額の算出方法
(5) 退職一時金受給のための最低勤続年数
(6) 退職一時金の特別加算制度
(7) 退職年金の支払準備形態
(8) 適格退職年金制度からの移行状況
(9) 適格退職年金制度からの移行先

8 モデル退職金
第8表-① 退職金制度の有無
第8表-② 退職一時金の支払準備形態
第8表-③ 退職一時金の算出方法
第8表-④ 退職金算定基礎額の算出方法
第8表-⑤ 退職一時金受給のための最低勤続年数
第8表-⑥ 退職一時金の特別加算制度
第8表-⑦ 退職年金の支払準備形態
第8表-⑧ 適格退職年金制度からの移行状況
第8表-⑨ 適格退職年金制度からの移行先
第9表-① モデル退職金(調査産業計)
第9表-⑮ モデル退職金(10~49 人)
第9表-⑯ モデル退職金(50~99 人)
第9表-⑰ モデル退職金(100~299 人)
第9表-⑱ モデル退職金(退職一時金のみ)
第9表-⑲ モデル退職金(退職一時金と退職年金の併用)
第9表-⑳ モデル退職金(退職年金のみ)

社長 この東京都の「中小企業賃金退職金事情」は、どんな会社を調査の対象にしているのですか?

北見 「東京都 中小企業の賃金事情 平成23年版」には、次のように載っています。

「5 集計方法 回答を得た企業1,472社(回収率42.1%)について電算集計委託により行った」と記載されています。

社長 どんな業種の、どんな規模の会社ですか?

北見 集計した企業は、従業員規模は30~49人が一番多く、50~99人が次に多いです。だから「30人~99人」ぐらいの中小企業を主にしているようです。

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