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退職金は懲戒処分した際にもトラブルが多いです

詐欺で着服穴埋めか 元職員 昨春、鳴門・給食会口座 残高なし=徳島

 鳴門市学校給食会の元職員、泉英樹容疑者(42)が同僚から約720万円をだまし取ったとして、詐欺容疑で県警に逮捕された事件で、泉容疑者は預金を着服した同会の金融機関の口座の穴埋めに720万円を充てていた可能性が高いことが13日、わかった。県警捜査2課と鳴門署は裏付けを進めると共に、業務上横領容疑での立件も視野に入れて捜査を進めている。
 同会の内部調査では、泉容疑者は2002年から同会の経理担当に就任。その直後から、同市内の40の幼稚園や小中学校から給食費が振り込まれる口座の預金を着服していた。被害金額は9年間で約1億1000万円に達する。今年2月に着服が発覚し、同6月に懲戒免職処分となった。
 県警の発表では、泉容疑者は昨年4月頃、同会の50歳代男性職員の退職給付金をだまし取ろうと計画。「利息の良いところに移し替えてやる」などとうそを言って解約させ、同5月中旬、男性から現金720万円をだまし取ったという。
 関係者によると、昨年春頃には同会の口座にほとんど残高がなく、泉容疑者は詐取した現金を、この年に退職する別の職員の退職金の一部に充てた可能性が高いという。県警では、泉容疑者は同会の複数の口座から着服を繰り返し、最後は穴埋めの資金繰りに困って詐欺に及んだとみている。

[読売新聞社 2011年10月14日(金)]