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退職金は、業績不振で希望退職となり、割増退職金を払う例が増えています

太陽誘電:希望退職者、3月に330人程度募集 12年3月期、最終損益192億円の赤字に下方修正/群馬

 

県内に生産・開発拠点を置く東証1部上場の電子部品メーカー、太陽誘電(本社・東京)は26日、本体従業員約3000人のうち330人程度の希望退職者を来年3月1~8日に募集すると発表した。希望退職者への退職金特別加算など32億円を特別損失として計上し、12年3月期の連結業績予想は最終損益を192億円の赤字に下方修正する。
 同社は薄型テレビやパソコンなどのコンデンサーを製造しているが、デジタル需要の急激な低迷や高止まりする円高も加わり、業績が悪化。13年3月末までに100億円の固定費削減を進めている。既に派遣、請負も含め1000人規模の人員削減を公表しており、今回の希望退職者募集はその第1弾。
 同社は国内の生産・開発拠点8カ所のうち県内は高崎市など7カ所を占めている。生産拠点の再編にも着手し、中国や東南アジアなどでの海外生産比率を53%から70%に高め、人件費の削減を図る。電子部品各社は需要低迷を受けて、経営戦略の見直しを迫られており、TDKが国内外のグループ人員の約12%に当たる1万1000人を今後1~2年で削減すると発表している。【庄司哲也】

[毎日新聞社 2011年12月28日(水)]