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退職金は401kに切り替わっているところも多くなっています

確定拠出型年金 運用は「分散」で

Q 新社会人です。会社では確定拠出型の企業年金を導入しているので、これから加入します。注意点は。
      ◇
◇市川雄一郎(ファイナンシャルプランナー)
 確定拠出型の年金は2001年10月に導入されました。従来の確定給付型とは異なり一定の掛け金に対して、もらえる年金額の確約がありません。資金を運用する商品を自分で決めることになります。
 運用先となる投資信託などの商品ラインアップは会社によって違いますが、安全性の高いものからリスクの高い商品まで様々あります。安全性の高い商品は、掛け金の目減りが避けられる反面、ほとんど金利が付きません。逆に、高リスクの商品は、将来の年金額が大きく増えたり、減ったりする可能性があります。大切なのは、長期運用のメリットを生かして、資金を複数の金融商品に分散しておくこと。運用状況は、定期的にチェックし、必要があれば見直しをおすすめします。会社の投資教育セミナーなどにはなるべく参加し、自らの将来に備えてください。
写真=市川雄一郎氏

[読売新聞社 2010年4月27日(火)]